夏は、花火大会が多くありますね。コロナで中止のところがここ数年多かったのですが、2024年は開催される場所も増え、夏の風物詩が戻りつつあります。
しかし、気になるのが花火大会の当日が、天候不良などで中止になった時、残った花火はどうなるのでしょうか。
ちょっと身近では7月20日に東京・足立区の花火大会が、雨や雷の影響で開催直前に中止になりました。
ここでは、花火大会の中止が原因で、残った花火はどうなるのか。また、花火大会の中止の条件について調べてまとめてみました。
目次
花火大会は中止になると花火はどうなる??
ちょっと気になる疑問がこちらなのですが、はっきりというと、
花火はしけってしまったら再利用ができないです。
そのため残念ながら、しけったものは延期等でも利用ができません。
花火大会の中止が、花火玉を設置する前の段階で決まっている場合であれば、花火玉はそのまま火薬保管庫に保存することができ、次の花火に利用することができます。
しかし、ゲリラ豪雨などで中止になった場合の花火大会は中止になってしまいます。
再利用できるものはバラして使うことができますが、あくまで雨の状況や花火の状態によります。
基本的には花火大会は開催していく方向で動いていきます。
雨が降り、楽しみにしていた花火大会があるのか心配される方も多いかと思いますが、花火大会は余程のことがない限りは中止をしません。
花火大会で使用される花火の筒には、蓋がしてあるので少しの雨では影響はなく、そのまま開催されることが多いです。
そしてご存知かと思いますが、花火大会には協賛金を出していただく会社が多くあります。
花火大会協賛の事前の規約には、中止になっても協賛金の払い戻しはない条件が書かれている場合が多いので、払い戻しはありません。そのため、協賛していただいてる会社のためにもちゃんと開催していきたいですよね。
何より花火大会を目的にその土地へ旅行や観光を楽しむ方も多く地域活性化を目的ともしているので、開催側としては中止をしたくないのです
花火大会の中止の条件は??
花火大会は基本的に開催予定で動いているという話をしましたが、どうしても中止をしないといけないこともありますので、次はその中止の条件についてご紹介していきます。
花火を打ち上げることができるか否は、各都道府県が一定の基準を制定しています。
雨の場合。
先ほど、余程のことがない限り雨では中止にならないと述べましたが、例えばかなりのゲリラ豪雨、線状降水帯の場合。
延期も出来ないほど、急なタイミングで雨が降った場合、花火がしけってしまうので再利用ができないため、中止せざるをえません。
延期になる場合は、設営前に花火の中止を決めた場合になります。設営後にゲリラ豪雨が来た場合は中止せざるをえません。
足立区の花火大会、直前で中止になってこの世の終わりみたいなキレ方してる人いたけど、
— S.naoya (@anglertamakeri) July 20, 2024
会場で中止のアナウンスかかって帰宅した瞬間にこの雨。
普通に英断だと思う。
濡れる前に家に帰してくれてありがとう。#足立区花火大会🎆 pic.twitter.com/8DGSY0lIba
強風の場合。
花火は上に打ち上げるもの。特に風は、地面よりも空の方が影響を受けやすいのです。
そのため、あくまで目安ですが、風速10m以上の強風時は危険なため打ち上げることができません。
落雷の場合。
落雷の場合は言うまでもなく、危険なので中止や延期になります。
最近は天候が急に荒れたりしますので、何より人命第一の判断で中止を決めています。開催地も苦渋の決断だったでしょうね。
自宅から足立の花火大会を撮るつもりでしたが、中止になってしまったので雷を撮影しました。
— 中谷幸司 (@bluestylecom) July 20, 2024
ちなみに足立の花火はこの画角外となる少し左側の方に見えるはずでした。 pic.twitter.com/uEQUevE9KP
花火大会は中止になると花火はどうなる?花火大会の中止の条件のまとめ。
いかがでしたか?
夏の大イベントの花火大会。震災やゲリラ豪雨などの天災でない限り開催されるとわかりましたが、少しの雨でもドキドキしますよね。
気になった時は必ず開催地の役所などのHPや施設のHPで中止や延期はないか確認してくださいね。